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LACCOONS Project

LACCOONSプロジェクト

ネットワーク仕様定義による広域分散ネットワークの自動運用管理システムの共同研究開発(プロジェクト名、LACCOONS)に着手

2013年12月13日

概要

株式会社レピダム(代表取締役:林 達也、「以下、レピダム」)と、国立大学法人京都大学(総長:松本 紘、「以下、京都大学」)は共同で、ネットワーク仕様定義による広域分散ネットワークの自動運用管理システムの研究開発「LACCOONS」プロジェクトを開始しました。
ネットワーク仕様定義による広域分散ネットワーク自動運用管理システムを京都大学とレピダムが共同開発し、ビジネス面でインキュベーション事業者の支援を得て研究開発を進めております。
このシステムを通して、中小規模のオフィスや大学の研究室のサブネット(VLAN)へオンデマンドかつ動的にL2接続・追加し、オンプレミス利用と同じ感覚で利用出来ることを想定し柔軟かつ迅速なシステム構築を目指していきます。

目的と背景

「LACCOONS」プロジェクトでは、OpenFlowやStarBED^3、PIAXなどの「新世代ネットワーク」のような機能を持つバックボーンネットワークを想定し、SDNには未対応のネットワーク機器を含んで構成される地理的に離れた複数のネットワークを管理者が単一のポリシーで一元的に管理し、必要な設定が自動的にかつリアルタイムに行なえるネットワーク管理システムを研究開発します。
広域分散ネットワークの自動運用管理システムに関しては、長い間必要性が問われてきたものの実用化が進んでいませんでした。
しかし近年は、経路制御や帯域制御などの柔軟なネットワークの設定・運用を可能とする「新世代ネットワーク」の機能が、SDN技術によりバックボーンネットワークにおいて利用が現実のものとなりつつあること、また同時に近年のデータセンター事業の変化によりオペレータから強い要望が出てきていること等を鑑みて、先進的通信アプリケーションとしての研究開発が時宜にかなうと判断いたしました。

「ネットワーク自動運用管理システム」の概要

「LACCOONS」プロジェクトで研究開発するネットワーク管理システムでは、管理の対象とするネットワーク全体が様々な機能を「サービス」として提供していると位置付け、ネットワーク全体の「仕様」、すなわちネットワークが提供すべき機能や制約条件を、設計者・管理者がサービス記述、ポリシー記述として定義します。
同時に、物理的な接続構成や経路制御情報などネットワークの接続に関する情報を自動的に収集し、運用されているネットワークのトポロジーを把握します。
これらに基づき、ネットワークの設計方針や意図をそれぞれ維持したまま、適切なネットワーク設定の実現を目指します。
最終的なビジネス利用のイメージとして、管理者が個々のネットワーク機器を設定することなくデータセンターで契約した仮想マシン(IaaSクラウド)サービスを、SDNバックボーンのアクセスネットワークを介して中小規模のオフィスや大学の研究室のサブネット(VLAN)へオンデマンドかつ動的にL2接続・追加し、オンプレミス利用と同じ感覚で利用出来ることを想定しています。

「ネットワーク自動運用管理システム」のイメージ

LACCOONS

研究開発を主体としたプロジェクトの推進をレピダムが担当し、キャンパスネットワークでの検証を含んだ研究主体の開発を京都大学が担当します。
また、成果展開の為に、通信・データセンター・SIを行う事業者としての知見を含む実用性を踏まえた観点からの支援をインキュベーション事業者が行ない、今後は将来のビジネス展開も視野に入れて研究開発を進めていきます。
当初はキャンパスネットワークやデータセンターネットワークを対象とし、JGN-X(※1)を介して、京都大学のキャンパスネットワークとクラウド事業者を接続して実証実験を予定しています。

LACCOONSプロジェクトについて

正式名称:Large-scale Automatic Configuration and Control Over Open Network for SvDI
略称「LACCOONS」プロジェクトは、2011年頃よりレピダム、京都大学の二者は各自でネットワークのサービス仕様の研究を展開しておりました。
広域分散ネットワークにも適応したシステム開発も視野に入れ研究を進める中で、広域分散ネットワークの設定・運用を柔軟に対応できる機能を持ち合わせる次世代ネットワークテストヘッド環境「JGN-X※1」が提供され、同じ目標を目指す二者は共同でネットワークの自動制御の研究を開始いたしました。なお、本プロジェクトは総務省の平成25年度ICT分野の競争的資金「先進的通信アプリケーション開発推進事業(※2)」に応募したところ採択され、現在フェーズIの研究開発を行っています。

  • (※1)JGN-X(新世代通信網テストベッド)
    独立行政法人情報通信研究機構(略称:NICT)が構築、運用するテストベッド。NICTのネットワーク研究の柱となる新世代ネットワーク技術の実現と、その展開のための新たな構築運用するテストベッド環境。

  • (※2)総務省 平成25年度ICT分野の競争的資金
    「先進的通信アプリケーション開発推進事業」
    「ネットワーク仕様定義による広域分散ネットワークの自動運用管理システムの開発」
    “バックボーンにおける新世代ネットワークの普及にあわせ、そこに接続された複数のネットワークの一貫したネットワーク管理を可能とするシステムを開発” において、第一回公募にタイプIIで採択。先進的通信アプリケーション開発推進事業について

レピダムについて

株式会社レピダムは、研究開発支援・ソフトウェア開発・システム開発・ネットワーク構築の領域において、世界水準の技術力を維持し、日々技術力の研鑽と向上に努め、高い技術力でお客様のプロジェクトをご支援し、ビジネス価値の創造に貢献致します。